大学編入の小論文の書き方 例文・見本あり 文字数 時間配分 Q&A

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この記事では小論文の書き方について説明します。

一般入試で大学に入った人は小論文を書いたことがないと思うので、難しく感じるかもしれませんが、コツさえ掴めば簡単です。

大学のテストでも応用できるので書き方をマスターして損はありません!

 

 

私の小論文力

最初に私の論述力について説明します。

私は編入前はろくに小論文というものを書いたことがなくて、編入の予備校に通い始めたころは4時間かけても200字しか書けなかったり、本当に酷かったです。

でもほぼ毎日のように論文の練習をしているうちにスラスラ書けるようになり、予備校通いも後半には優秀な小論文として授業内で紹介されるようになりました。

大学で記述式テストを受けると、ほとんどAかAAのどちらかです。

 

本当に小論文が苦手だったのにどうやって克服したのか?

 

とにかく書きまくるのが1番良い方法ですが、今日は私なりの小論文を書くときのコツを紹介するので、同じように小論文で苦戦している人は参考にしてみてください!

 

構成をしっかり

まず気を付けて欲しいのが、構成をしっかりすることです。

私もよくやりがちですが、「解答開始」という声と共に周囲の書き出す音が聞こえて焦って書き始めていませんか? 何をどの順番で書くか決めていないとゴチャゴチャして採点者が読みにくくなり評価が下がってしまいます。

ですが構成がしっかりしてれば、内容が薄くても高評価がもらえます。

私の大学の先生もよく「内容があってもグチャグチャしてたら低い評価になる」「書いてあることがイマイチでも構成がしっかりしてたら良い成績あげちゃう」と言っていて、何をどういう順番で書くのかはしっかり考えた方が良い論文として認識されるようです。

 

構成とは

さっきから構成って言ってるけど何なの?となると思うので、詳しく説明します。

構成とは、つまり序論・本論・結論をしっかり考えようってことです。

実際に私が書いた小論文があるので見てください。

これは東洋大学社会学部の過去問で、「グローバル化が進むと、人々の生活や意識にどのような影響があるとかんがえられますか。自分自身の経験も含め、具体的な事例とともに、プラス、マイナスの両面から800字以内で論述しなさい。」という問題が出題されました。

 

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試験時間よりも短い40分で書き上げたましたが、先生に見せたら「上手に書けてる」「合格点は間違いない」との高評価。

では、具体的な各手順を説明します。

序論

初っ端から、いきなりプラスとマイナス面を書き出さないよう気を付けてください。

小論文での序論では、前置きとなる部分を200字程度で書きましょう。 小論文を書いたことない人にとって、これが1番難しかったりするんですが、1番書きやすいのは設問で出てきた用語を説明することです。

例題なら「グローバル化」という用語が重要になってくるので、グローバル化の意味を最初に書きました。そこから

グローバル化ってこういう意味だよね

グローバル化って結構影響あるよね

→じゃあグローバル化による影響について書いていくよ

こういう順番で、設問に持っていくと自然で読みやすくなります。この3段論法は色んな小論文で使い回しができるのでお勧めです!

 

本論

段落を分けて本題部分に入ったら、今度はいきなり設問に答えて大丈夫です。

ここでも問題形式によって書き方は色々ありますが、今回のようなプラスとマイナスみたいな対比させるような設問の場合、綺麗にコントラストを出すことを意識してください。

例えば、プラス面とマイナス面で行数がだいたい同じくらいになえうよう気を付けたり、「グローバル化によるプラス(orマイナス面)の影響について~」など、書き出し方も同じにした方がより対比が分かりやすくなると思います。

 

あと「実体験をかけ」という場合は、創作しちゃいましょう笑

私の父親は普通に元気だし、コールセンターに電話したら外国人が出た記憶なんか1mmもありませんが、設問にピッタリ合う経験なんて試験時間中に思い出せないです。

なのでニュースや新聞で見たことをあたかも自分が体験したことかのように書いて時間の節約・文字数稼ぎをした方が無難です。

 

結論

結論では本論で書いたことを100~200字くらいで要約するだけでOKです。

逆に、新しいことを最後に書いても残りに数百字で消化しきれると思えないので、結論では既に書いたことを反復するだけにとどめましょう。

「以上、~~」と書き始めると、わかりやすいと思います!

 

時間配分

だいたい試験時間の3分の1は構成を考える時間にあてて、残りの3分の2で書いていきます。

つまり60分の試験なら、10~20分は構成を考える時間にあてる感じです

40分で書けるの!?と思われるかもしれませんが、何をどういう風に書くのか、構成をしっかり考えていればスラスラ書けるので大丈夫です。

 

文字数

試験時間にもよりますが、60分なら800字を目安にしましょう。

120分なら1600字、90分なら1200字です

 

気をつけていること

私が小論文を書く上で気を付けているのは、一般論なのか私見なのかということです。

今回の例題は「論述しなさい」と書いてあり、私の意見を書くことは求められていません。逆に私見を書いてしまうとマイナス評価になってしまいます。

なので「~だと考える」「~だと思う」というような私個人の意見と思われる書き方はせずに「~だと考えられている」という風に客観的な目線で書くよう気をつけています。

 

逆に「私見を述べよ」という私の意見が求められる場合は、 まず自分が賛成か反対なのか自分の立場を決めた上で、序論で「以下に設問に対して賛成or反対の立場で私見を述べる」というように最初の段階で自分の立場を明確にします。

そうすると読み手も分かりやすいし、自分も書いていて「あれ?自分の意見どっち?」と迷うこともなくなります。

 

また、結論でも「以上、~~により、私は賛成or反対の立場である」と締めて、念押しで自分の意見を明確に書いておきましょう。

 

 

よく聞かれること

Qですます調がいいの?

~である調で書きましょう。

一応論文なので、かしこまった書き方で書きましょう。他にも「私たち」よりも「我々」など、堅い言い回しに慣れる必要があります。

 

Q時間オーバーで結論までたどり着かなくても良い?

中途半端より短くても書き終える方が評価は高いです。

中途半端で終わると続きがわからないので、どういう風に結論をもってくるのかが分からなくて評価しずらくなってしまいます。それよりも文字数が少なくなっても書き終えていた方が評価しやすいです。

 

Q字が汚い

仕方ない!笑

私も字が綺麗な方ではないし、焦ると殴り書きしてしまって文字が答案用紙が汚くなることがよくあります苦笑

でも美文字の練習より編入試験の勉強の方が明らかに重要なので、もう仕方がないと思って割り切りましょう!

ちなみに、漢字は大きく書いて平仮名は小さめに書くと字が綺麗に見える錯覚するらしいです!

 

参考書

小論文の書き方は、大学推薦入試で使うようなものでOK。

いきなり院試用のものを使うより、高校生が使うような基礎固めが1番重要になっています。

むしろ高校生用の小論文の書き方ができていれば、編入も院試にも通用しちゃうんです。

 

まとめ

久々に濃い記事を書いた気がする!笑

小論文対策の参考になれば嬉しいです~