上智大学への編入が難しい3つの理由
こんにちは。編入アドバイザーのまどかです。
突然ですが、上智大学への編入を視野に入れている受験生はいますか?
早慶への編入は学士編入がメインになるので、普通の大学生は受験資格すらありません。
一方で、早慶と並ぶ上智大学は門戸が広く編入試験を行っていますので
受験しようかな
と思う受験生も多いのではないでしょうか。
ただし、上智への編入は飛び抜けて難しいので、今日はその理由を説明します!
学習計画書
まず上智大学への編入が難しい理由の1つとして挙げられるのが学習計画書です。
志望理由書自体は800字程度で他の大学と大差はありませんが、聞いた話によると学習計画書は3000字程度書かないといけないようです。
800字は楽にかける人も多いですが、3000字になると一種のレポートを作成するのと同じで苦戦すると面接で突っ込まれて詰んでしまいます。
なので、上智大学志望の人は、早い段階から学習計画書を作るようにした方が良いと思います!
語学の出願要件が難しい
外国語学部や文学部以外にも語学の出願要件が課されています。
これがけっこう負担になっています。
しかもTOEICに関してはR&LだけでなくS&Wも必要なんです。
語学にガッツリ力を入れている大学生以外はS&Wを受験したことないんじゃないでしょうか?
そうでなくてもR&Wの最低スコアに達するのにも時間がかかりますからね…。
一応TOEICでの学部別受験資格をまとめてみました。
◆文学部
哲・・・550
史・・・550
国文・・・550
英文・・・785
新聞・・・650
◆総合人間科学
教育・・・785
心理・・・550
社会・・・785
社会福祉・・・550
◆法学部
法律・・・785
国際関係法・・・785
地球環境法・・・785
◆経済
経済・・・785
経営・・・785
◆外国語
英語 ・・・945
イスパニア語 ・・・785
ロシア語・・・550
ポルトガル語 ・・・550
◆理工
物質生命理工 ・・・550
機能創造理工・・・550
情報理工 ・・・550
しかも語学要件を満たしたから必ず合格するわけでもなく、2018年度の編入試験の結果を見ると志願者数73人に対して合格者16人なので合格率は約2割です。
語学要件を満たしたところで、単なる受験資格を獲得できたに過ぎないのです…
それに、おそらく志願者の73人の中には、語学要件が緩和されている上智短大からの受験者も入っているので純粋に上智学外から要件を満たして受験している人はごくわずかではないでしょうか。
上智大学は厳しい
そもそも上智大学は「学生の本業は勉強だろう!」という厳しい大学で色々なエピソードがあります。
例えば、私高校から推薦で上智に行った知り合いがキャバクラ業に勤しみ、大学を留年したら、数年間上智大学への推薦枠がなくなったり
上智大学に入った編入生が勉強についていけなかったところ、数年間編入試験を実施しなかったという伝説もあるくらいなので、上智大学はまじめに勉強する学生しか要らない傾向にあります。
そもそも募集人数は若干名なので「良い人材がいれば合格させる」くらいのスタンスなんだと思われます。
まとめ
以上の3つの壁があるので、上智大学への編入はものすごく難しいです。
けれど、編入試験を実施してくれるだけマシというか、早慶なんて編入試験すらやってくれないことを考えれば門戸が開かれているので、受験させてくれるだけありがたい!
そんな感じで、上智大学が難しい理由を紹介しました!