英語教育に特化した国際教養大学とは?カリキュラムと編入試験について
みなさん、国際教養大学という大学をご存知ですか?
メディアでも取り上げられて東京大国語大学と並び英語を学びたい学生に人気で、英語に特化した授業内容でも話題です。
今日は、国際教養大学の特色や編入試験の情報について紹介したいと思います。
国際教養大学とは
秋田にある公立の大学で2004に設立された比較的新しい大学です。
国際教養大学の特徴はすべての授業を英語で開講している点にあり、単に語学力を鍛えるだけではなく「英語で考える」という事にも重きをおき、ディベートなど盛んに行われています。
さらに、図書館は24時間365日開館されるなど、本気で勉強したい人のためにつくられたといっても過言ではありません。
実際、国際教養大学の卒業率は50%以下で、過半数の学生が留年するという厳しいカリキュラムになっています。
徹底した英語教育
すべての授業が英語で行われる以外にも、徹底した英語教育がおこなれています。
その例として挙げられるのは、1年間の寮生活です。
国際教養大学では初年度の1年間、寮に入ることを必須としています。
留学生と相部屋になることで大学の授業内だけでなく生活の隅々まで英語を叩き込まれるのです。
寮生ということで不満の声もあるかと思いきや、「日常英会話が身に付く」「留学先で文化の違いに戸惑わない」などポジティブな意見が在学生からは多く出ています。
さらに、国際教養大学では1年間の留学が卒業条件になっています。
これだけでも厳しいですが、留学をするためにGPA2.5以上、TOEFL550点以上という条件をクリアしなければなりません。
就職
国際教養大学の就職率はほぼ100%に達しています。
地方の公立大学というハンデを追いながらも大手に就職する人も少なくなく、国際教養大学の学生を欲しがる企業も多いんだとか。
しかし一方で、企業側にはネガティブな考えを持つ人も。
「英語で勉強するので深い知識を得られないのでは」
「地方の山間部にあるから企業との接点が少ない」
と考える人もいるようです。
編入試験
国際教養大学でも毎年11月頃に編入試験を実施しています。
「英語をもっと勉強したい」「国際的に活躍したい」と考えている方にピッタリだと思うので、是非検討してみてください。
募集人員
【2年次】7名
【3年次】1名
出願要件
2年次
TOEFL iBT®テスト71点以上
TOEFL® PBTテスト530点以上
IELTSバンド6.5以上
3年次
TOEFL iBT®テスト79点以上
TOEFL® PBTテスト550点以上
IELTSバンド6.5以上
このほかに単位数について、2年次編入は30単位以上・3年次編入は60単位以上履修見込みという条件があります。
しかし、これは国際教養大学における成績評価基準において「C-」(成績点70点)以上と同等の成績が付与された単位に限り認定されます。
つまり単位は取れていても、1番下の成績では単位は認定されないということです。
志願理由書
本学への編・転入学を志願する理由、本学で何を学びたいか、将来構想などについて500語程度の英語で作成してください。
英語で書かないといけないのは難しいので、先生などに添削してもらったほうが無難です。
試験内容
提出された書類(語学力、志願理由書、推薦書および大学等在籍時の成績等)、英語小論文試験および面接の結果に基づき、総合的な判断で決定します。
英語の小論文と日本語+英語での面接があります。
以上、国際教養大学の紹介でした。
関心のある方は是非、受験を考えてみてください!